まねきねこ
みぞれ交じりの寒い始業式の日、
まだ目の開いてない 小さな小さな黒猫を娘が拾って帰った。
私はどうしてよいか分からず
片時も離さずポケットに入れ ミルクを与え おしっこをさせ
やっと、大きく育てた。
けれど やはり牛乳育ちのせいか きゃしゃな上品な猫になった。
あれから12年
家族の一員として なくてはならない存在の猫だった。
気ぐらい高く それでいて遊び心いっぱいの 愛すべき猫だった。
そんな猫、カーマの表情を出したくて
日出人形の招き猫は作りました。
つんと とりすまして可愛いそんな表情の猫
どうでしょうか。