師走
12月17日は、二十四節気では“大雪”、七十二候では“鱖魚群”(さけのうおむらがる)…鮭が群がって川を上る頃のこと。卵から孵った稚魚たちは、オホーツク海、北太平洋、ベーリング海、アラスカ湾へと旅立つ。4年の長旅を終え、なつかしい故郷の川に戻ってきた鮭たちは子孫を残すという役目をはたし、力尽きて死んでしまう。
今年は例年に比べ寒さが厳しい。寒そうに身を縮めているのはクマケムシ。
先日の晴れた日に、日向で過ごしていたカマキリ。
…翌々日の寒い朝、枯れ草のように地面に落ちて転がっていた。
冬の寒さは決して生き物たちに優しいとはいえないけれど、この寒さを待って花開く植物、この寒さが快適と感じて北からやってくる渡り鳥、自然界は絶妙なバランスで保たれているようだ。