Happy new year from Timor-Leste

Q) 東ティモールの大黒特派員、あけましておめでとうございます。

 

ー 1日遅れであけましておめでとうございます。
大黒天@東ティモールです。

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Q) そちら日本との時差はどのくらいですか?

 

ー 東ティモールと日本には時差がありません。私、大黒天は東ティモールの首都ディリの自宅でNHKの国際放送を観ていましたが、紅白のあと「行く年来る年」の鐘がなった瞬間に、近所中で花火が上がりそのあとしばらくはディリ中のあちこちで小一時間くらいバンバン途切れることなく花火が上がっておりました。ここでは特に規制などないので、花火職人が扱うクラス?の大きな花火が個人宅の庭、路上から上がり空を埋め尽くさんばかりの光景は圧巻、爽快です。

 

Q) 南半球のそちらは、今現在どういった気候なのかお知らせ願えますか?東ティモールのお正月の様子もお知らせください。

 

ー はい、東ティモールは南半球にあるので、今はどちらかというと暑い時期です。とはいえ赤道に近く一年中暑いですから、夏だとか冬だとかいう季節を表す言葉自体が存在しないくらいです。ただ乾期と雨期は区別されていて、今は雨期なので結構な頻度で午後に30分〜1時間ほどのにわか雨が降ります。でも傘を持ち歩いてる人はほぼいません。どうせすぐ止むと分かっているし、あまりのどしゃ降りで傘をさしてもびしょ濡れになることを知ってるからです。大人たちは文句も言わずに止むのを待つし、子供たちは雨粒シャワーで体を洗ったりしてて結構楽しそう。
先日友達のおじさんに「雨キライ?」と聞いたところ
「野菜が育つから好き」
「おじさんは農家じゃないから関係ないでしょ?」
「野菜食べるじゃん。」
・・・・そりゃそうだ。

さて夜が明けて元旦の東ティモールは午後のにわか雨もなく良いお天気でした。
この国にはコンビニもありませんし、スーパー、食堂、商店、市場、ガソリンスタンドなど全てのお店がお正月には閉店しているので街中が静まり返っています。日本も一昔前のお正月はそういうものでしたかね。
みんながどこにいるのかといえば・・・

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海。
ティモールでは、お正月やお盆・お彼岸(この国にも同じような意味を持った日があります)、クリスマスなどの祝日には家族親族で海でピクニックを楽しむ人々が多いようです。ボロボロ(じゃないのもありますが)の車に大人も子供も男も女もギュウギュウ詰めで、お弁当や飲み物、大音量を流せるスピーカー、日よけに使うシートなどなど詰め込めるだけ詰め込んでビーチに行き、みんなで食べたり飲んだり泳いだりダンスをしたり楽しそう。

ダンス大好きなティモールの人たち。海に行かなくとも自宅の庭先に集まってパーティーです。ガランとした町を歩いているとあちこちからダンスミュージックの大音量が聞こえてきます。庭の奥では大人も子供もみんなで踊りながら大はしゃぎ。微笑ましい光景です。

2017年が皆さんにとって、良いことも悪いことも乗り越えて実りの残る1年になりますように。

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大黒特派員、ありがとうございました!

大黒様は五月の節句人形シリーズです。商品につきましては改めてお知らせいたします。